りこすたいる
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「お、お、き、く、な、っ、た、ね」
2008年 11月 27日 (木) 00:17 | 編集
先日、祖母の面会に行きました。その時の話です。

sora


おじいちゃんと離れ離れの生活を送っているおばあちゃん。
完全介護の施設に移ってもう1年以上たちます。


お盆に会ったときは、椅子に座って話もできた。

会っていない3か月の間であっという間に状態はすすんでしまっていた。
義母が、「昨日、面会に行った親戚のこともわからなかった様子だから、
みんなのこともわかるかわからないけど・・・」と。

『りこのことわかってくれるかな』と思いつつ、 日曜日の午後、
私とパパとりこと3人で訪ねました。


大きな施設のその場所には沢山の方がいました。

みんな椅子に座ってテーブルを囲んでいるのですが、何をするわけでも、
話をしているわけでもなく、ただその場に静かに・・・・
眼は力なくて・・・

老いるってどういうことだろう、いつかはみんな・・・・
いろいろ考えてしまいました。



おばあちゃんはベットに横たわっていました。

「おばあちゃん、こんにちは!」とパパも私も声をかけるけど、
何も反応がありません。

少しなら起き上がれるからと、ヘルパーさんが、車椅子に乗せてくれました。



そして面会所で、私たちとおばあちゃんだけになりました。


パパが「りこだよ、わかる?」と言ってりこをおばあちゃんの隣の椅子に座らせました。
でもおばあちゃんは、ぼんやりと一点を見つめたまま・・・
視線の先には、私たちの姿は映っていないようにさえ感じました。


するとおとなしくしていたりこが、にこにこと、おばあちゃんの手を触り始めたのです。

強く握りしめるとか、たたくとか、引っ張るとかじゃなく、
ただそっと手を重ねてみたり指を触ってみたりするだけ・・・。


テーブルの上に置いたおばあちゃんのしわしわの手に 、小さな手が重なります。

面会の時間の間、その手は離れることはありませんでした。



おばあちゃんが、りこを見つめながら、 りこの手を両手で包み、
ゆっくりと、言ってくれました。



「・・・お、お・・きく・・・なった・・・・・ね・・・・・」と。





帰りの車で、パパと私は「りこって、やっぱりすごいよ」と話しました。

いつも私たちは娘に教えてもらうことばかりです。
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2008/ 12/ 04 (木) 12: 47: 54 | | # [ 編集 ]
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2009/ 01/ 28 (水) 12: 17: 59 | | # [ 編集 ]
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